くらしの法律・人生設計
マンガと図解でわかる 私の税金、どこへ行くの?
- 著・イラスト / 茂垣 志乙里
納めた税金がどのように集められ、どのように使われるのか。豊富なマンガと図解で税金のしくみと手続きをわかりやすく紹介!
◆本書は原稿の一部を公開しています。お読みいただく方はこちらをClickしてください。→ 「試し読みサービス」へ
- 定価 1,870 円(本体 1,700 円 + 税)
A5 判/ 232ページ
2024年03月05日 発行
ISBN 978-4-426-12963-7 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
今、少子化対策や、高齢者の増加に伴う社会保障費の対策に、ど
のような財源が使われるのか注目が集まっています。社会保障を手
厚くする代わりに、大増税が行われるのではないかという懸念も高
まっています。
「税を納めているのに、使いみちが不透明で、身近なところに還
元されない。」
そんな疑問や不満を持つ方も多いかもしれません。
納めた税金はきちんと社会に還元してほしいと誰もが考えること
だと思います。
でも、私たちが納めた税金が具体的にどのように使われるのかを
決めるまでの過程はなかなかわかりづらいものです。
このまま、国民が税について関心を持たずにいると、場当たり的
な政策や選挙対策が優先されたゆがんだ税制がまかり通ってしま
い、ますます税のしくみが身近なものでは無くなってしまうという
悪循ん環をもたらします。
税のあり方は、国のあり方そのものをあらわしています。
この本では、まずは税に関心を持つきっかけとして、税がどのよ
うに集められているのか(入口)、そしてその税がどのように使わ
れているのか(出口)をマンガを読んだだけでもご理解いただける
ようわかりやすくお伝えします。
さて、この本のマンガに出てくる「ゴエンダマ」は税になってみ
んなの役に立ちたいという夢を持っています。
税に関心を持ちたいと考える「センエンサツ」、そしてみなさま
と一緒に税のしくみを知る第一歩を踏み出しましょう。
(「プロローグ」より)
※ この本は、2023(令和5)年11月時点の法令等をもとに作成しています。
著者紹介
著・イラスト / 茂垣 志乙里 (もがき しおり)税理士、イラストレーター、専修大学院法学研究科講師。
共著として、『租税憲法学の展開』(成文堂、2017年)、『今のうちか
らわかる相続税対策のはじめ方』(日本加除出版、2014年)など。そ
の他税務専門誌にて論文の掲載多数。
さらに各税務専門誌やWEBにて、税の制度や税のしくみをわかりや
すく解説するイラストやマンガも多数連載中。
豊岡・茂垣税務会計事務所HP https://toyooka-tax.tkcnf.com/
目次
Ⅰ 税にはどんな役割があるのだろう
Ⅱ 日本の税っていつからあるの?
Ⅲ 税を集める方法
Ⅳ 税の種類と区分
Ⅴ 個人にかかる税のしくみを知ろう
Ⅵ 国の財政を知ろう~どれくらいの税が集められているのか
Ⅶ 税の使いみちはどのように決めているの?
Ⅷ 納めた税は何に使われる?