会社設立・経営実務
【新版】小さな会社が本当に使える節税の本
社長、そんな節税策ではあとがコワイです!
- 冨田 健太郎
葛西 安寿 「すごい節税策」なんてホントはない!ムダな出費はやめて地道に自社に合う賢い節税で現金を残す!中小会社で使える節税策が満載!
◆本書は原稿の一部を公開しています。お読みいただく方はこちらをClickしてください。→「試し読みサービス」へ
- 定価 1,650 円(本体 1,500 円 + 税)
四六 判/ 256ページ
2022年08月30日 発行
ISBN 978-4-426-12824-1 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
ひとり社長も使える!
小さな会社向けのロングセラー節税本が「新版」で登場!
賃上げ促進税制、地方拠点強化税制、消費税インボイス対策など「最新税法&情報」で増補改訂!
戦略なき節税策が会社をつぶす!“すごい節税策"には怖いウラがある!
資源価格の高騰によりインフレが進行し、原材料費も経費もかさむ。この厳しい状況下で何とか少しでも税金を安くして、会社に現金を残したいというのが社長や経理担当者の本音でしょう。
世の中には“すごい節税話"といった情報もありますが、実際のところ「小さな会社・中小企業」にとって本当に使える節税策には、そんなすごい策などありません。もちろん、ムダに税金を払わなくて済むよう、きちんと対応すればできる節税は普段からきっちりとやりたいものです。
しかし節税を意識するあまり、損金を増やすため不要の出費をしたり、無駄に借金を増やしたり、いらない高額保険に入ったり、奇策を弄したりして、あとで税務署から否認されたり、資金繰りに困って会社が危うくなるといった本末転倒の事案が後を絶ちません。税金で生兵法は取り返しのつかない大けがの元です。節税効果が殆どないのに、リスクや難易度だけが高いような策に手を出してはゼッタイダメです!
本書では、そういったことにならないよう、節税策を大きく次の3つのレベルに分けて解説しています。
①(やりがちだけど)やってはいけない節税策
②とりあえずやっておきたい節税策
③積極的にやりたい節税策
何からやってよいかわからない場合は②を、積極的にやりたい場合は③をといった具合に、内容に強弱を付けています。やってはいけない節税策も紹介することで、会社の害になるだけのダメな節税策を回避することができます。
《やってはいけない節税策の代表例》
×節税名目の経費垂れ流し
×節税目的の原価割れ販売
×高額資産の駆け込み決算購入
×出口戦略のない安易な保険加入 ほか
小さな会社・中小企業の使える節税策の中にも、正しく使えば効果の高いものもあります。ムダな策は回避して、自社にあった賢い節税で現金を残す方法を紹介していきます。
著者紹介
冨田 健太郎 (とみた けんたろう)税理士。複数の上場企業の経理部、大手専門学校の講師、会計事務所および個人事業を経験して独立開業。開業後は、オーナー企業や個人事業者の税務・会計、コンサルティング、講座講師等をしながら、WEBでの情報提供にも注力している。自身が運営するサイト「勘定科目大百科」は月間20万PV以上。共著に『小さな会社の決算書 読み方 使い方がわかる本』(自由国民社)、『会社設立3年目までの税金の本』(自由国民社)など。
葛西 安寿 (かさい やすひさ)税理士。零細企業から上場企業までの法人税申告を行うとともに、医療法人の申告や相続税等の資産税業務まで幅広く業務をこなす。独立後は、いち早くクラウド会計を取り入れ業務を拡大するとともにもうひとつの柱として相続税業務に注力している。その他、医療法人の監事、既存税理士のいる会社とのセカンドオピニオン契約、保険外交員向けセミナー、執筆等、多岐にわたり活動している。共著に『会社設立3年目までの税金の本』(自由国民社)など。
目次
1章・しくみを理解して節税策を模索する
2章・やってはいけない節税策
3章・とりあえずやっておきたい節税策
4章・積極的にやりたい節税策
5章・こんな節税方法もある
6章・税務署や銀行との付き合い方