くらしの法律・人生設計
憲法の子
親から子へとつなぐ自由と希望の礎
- 著 / 中谷 彰吾
カバーイラスト/作画/本文イラスト / あおき てつお マンガ・図解・イラストを多用し、中学生でもわかる平易な解説。憲法学者一家が語り合う、もっともやさしい憲法の本
◆本書は原稿の一部を公開しています。お読みいただく方はこちらをClickしてください。→ 「試し読みサービス」へ
- 定価 1,540 円(本体 1,400 円 + 税)
A5 判/ 192ページ
2020年11月13日 発行
ISBN 978-4-426-12660-5 - *ご注意 発行年月日は奥付表記のものです。実際の発売日とは異なります。
子供から大人まで、楽しく憲法が学べる本!
マンガ・図解・イラストを多用し、中学生でもわかる憲法の本です!
親子で、憲法について話し合うツールとして読んでいただければ幸いです。
著者より―
「私たちが日常の生活の中で、憲法について考える機会はあまりないと思います。気づかないうちに、憲法で保障された権利や自由を使っていますが、憲法を意識的に考えることはほとんどないでしょう。それでいいと思います。
そんな風に憲法が日常生活に溶け込んでいる風景というのは、実は理想的な風景かもしれません。
ただ近年、私たちは自然災害や感染症という想像をはるかに超える出来事に遭遇し、私たちの日常は、平凡な日々から、不安や焦燥の日々に変わりつつあります。こんな時代に私たちを守ってくれるものは、第一には日本という国であり、私たちが選んだ政府という
ことになりますが、信頼している国や政府がいつも正しい選択をしてくれるわけではありません。国や政府が正しくない方向に進みそうになっている時には、私たち国民が、自ら声をあげ、正しい方向へと導く必要があります。
私たち国民にはその権限と権利があり、それを保障してくれているのが、実は、憲法なのです。日本国憲法は、私たちをこの国の主権者とし、表現の自由や選挙権など、様々な自由や権利を私たちに保障することによって、私たちを守ってくれています。日本国憲法は、施行から70年以上経った今も、黙々と私たちの権利・自由を守り、私たちに民主主義を教え、主権者として私たちを育ててくれています。こんな時代だからこそ、私たちは自分たちの源ともいえる日本国憲法をしっかりと知り、また日本の将来を担う子供たちに、日本国憲法を伝える責任があると思うのです。」
(「はじめに」より抜粋)
著者紹介
著 / 中谷 彰吾 (なかたに しょうご)1964年 大阪府堺市に生まれる
1988年 早稲田大学政治経済学部卒
現在、東京都内で行政書士事務所を開設
行政書士試験、宅建試験、公務員試験、ビジネス法務試験等の受験指導のキャリアが豊富な上、行政書士実務の分野では市民法務のエキスパートとして、テレビ・ラジオに多数出演し、許認可業務中心であった行政書士会に新たな風を注ぎ込んだ。現在は行政書士のリーダー的役割を果たし、後続する行政書士の指導育成を行っている。著書に「国家試験受験のためのよくわかる憲法」(自由国民社)がある。
漫画家 東京都に生まれる。
1980年『少年ビッグコミック』(小学館)にて「10月のメモリー」でデビュー。少年誌や小女誌などで短編読み切り作品等を経て、1982年から同誌で連載された『気ままにウルフ』が初の長期連載作品(単行本全8巻)となる。また、『法律の抜け穴』シリーズ、企業コミックやイラスト挿絵などを手掛け、1993年から三省堂の中学英語教科書『New Crown』の編集委員として10年間イラストを担当する。代表作に『赤い靴はいた』、『緋が走る』(1999年NHK、ドラマ化)、『島根の弁護士』(2007年フジテレビ、ドラマ化)など多数。
ピエゾコミックhttp://www.geocities.jp/ao10132000/
目次
第1章 憲法のきほん
第2章 人 権
第3章 統 治